「阿久悠の実践的作詞講座ヒット（上）」
最近読んでいる本があります。
阿久悠の実践的作詞講座ヒット（上）です。
最近読んでいると言うとおかしいですね
いまになって読んでいると言った方が正確です。
1975年に第1版が発売された本です。
一般の方から作詞を募集、
作詞家・阿久悠が作品を選ぶと言うスポニチの企画。
第1回目は故・越路吹雪さんが歌う
シングルレコードの作詞と言う課題です。
大きな反響を呼び
応募数も大変な数に上ったようです。
応募作品のすべてを読み
光る作品がひとつもないと言う段階から
応募者を挑発する阿久悠の批評がさく裂、
批評に発奮して応募者が詞を磨く
更に批評が加えられ
応募者もそれに応える・・
そのやり取りが綴られている
阿久悠の実践的作詞講座ヒット（上）
いま読んでも阿久さんの気持ちが
鮮やかに伝わってきます。
作詞への並々ならぬ思い
作詞家の言葉にある奥行き
阿久悠氏と応募者の立ち位置
プロフェッショナル魂
そういう阿久悠氏のおもいが伝わってきます。
そこがダメだと言う
応募者への強い叱咤激励
いまさらのことですが
とても高い刺激的を受けています。
ちなみに結果は
福田一三さんの「西海岸」が
選出されレコード化されました。
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