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第5章
「いままで出会った司会者でいちばんよかった」 「最高だった」と何度言われたかわかりません。
それでご披露宴は成功したと思い その言葉に大きな力を得て夢中で歩んできました。
でもその披露宴は本当に成功だったのか? そもそも結婚披露宴の成功とはどういうことなのか?
結婚披露宴の成功とは!?
新郎新婦と司会者
「結婚式当日を迎えるまでどのくらい時間をかけたかわかりません」。こういうカップルは意外と多いと思います。「自分達らしくしたい」「あまりお金をかけたくないので時間をかけた」「人が決まらなかったので時間がかかった」「イメージがつかめない」「二人の意見を調整していた」などと理由は様々です。当然、司会者と打ち合わせをするときにそれが伝わってきます。考えてみれば「時間がかかる」のは当たり前のことで、むしら「時間をかける」べきだと思うのです。
司会者のスイッチ
さて準備に時間をかけるのはどんな仕事でも当たり前でしょう。でも「結婚式の準備」は仕事ではありません。ですが「結婚は人生の大事業」だと考えれば、「結婚式の準備に」時間をかけるお二人の気持ちは司会者に伝わってきます。この時点で司会者はスイッチが入ります。お二人のしたい披露宴のイメージをつかもうとあたまが働き出します。特に、進行のことで時間をかけて準備をしてきたとすれば、司会者はそれを尊重します。もちろん「常識にてらしておかしい」ことはアドバイスもします。
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結婚披露宴の成功と司会者の最高は一致する!?
こうして準備万端整って当日を向かえます。挙式で神聖な気持ちとなり、集合写真も表情が硬いまま撮り、そのまま披露宴に入ったお二人も乾杯後あたりから笑顔が増えていきます。時間をかけて準備をした分、その笑顔がどんどん増えていけばお二人の思った通りの披露宴であることがわかります。そこで司会者はますます調子にノリ、経験上絶対に受けるネタやワザを繰り出します。会場はさらに盛り上がっていきます。こうなればご披露宴は二重丸です。「いままで出会った司会者でいちばんよかった」「最高だった」の称賛があたまをよぎります。実際、その通りになれば「結婚披露宴の成功と司会者の最高は一致する」ことになります。
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ところが世の中そんなにうまくいきません
ところが世の中そんなにうまくいきません。途中まで笑顔が増していたお二人だったのに司会者が絶好調ぶりを発揮して、いつしか披露宴は司会者のワンマンショー!でお開き、なんてことがかつてはあったのです。が、いまそうなると新郎新婦の笑顔が消えていきます。たとえそれでうまくいっても、「打ち合わせでお二人とまとめた進行通り」進めることができず、「最高!」のお墨付きどころかクレームとなってしまいます。こうなれば「結婚披露宴の成功と司会者の最高は一致しない」ことになってしまいます。
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披露宴の成功は当日だけのことではない!
司会者とお二人は打ち合わせ等で何度か顔をあわせます。披露宴のイメージがつかめないお二人が司会者と打ち合わせをしてホットした表情を浮かべることがあります。そんなお二人だけでなく、ほぼ全組から安堵感が漂います。実は、司会者は三度、「最高!」と思わせる機会があるのです。打ち合わせのときと当日、そしてそれ以降です。「最高の司会だった」を決めるのはお二人だけでなく出席者の皆さんも含めてのことです。お二人と進行をまとめて「最高!」、お開きまでも「最高!」、さらに披露宴後も「最高!」となって、初めて「結婚披露宴の成功と司会者の最高は一致する」ことになるのです。
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