サムシング・フォーの伝説をご存知ですか?
花嫁が必ず幸せになる言い伝えです。
サムシング・ニュー (何か新しいもの)
サムシング・オールド (何か古いもの)
サムシング・ボロ― (何か借りたもの)
サムシング・ブルー (何か青いもの)
以上の四つのものを身に付けて当日を向かえると花嫁が必ず幸せになると言う言い伝えです。
サムシング・ニュー
花嫁が当日、身に付けるモノで何か新しいモノはこれから始まる新生活を意味します。
一般的には花嫁のするウェディング・グローブでしょう。
あるいはウェディング・シューズというところでしょうが。
新しいものをなににするかは花嫁の思いのままです。
サムシング・オールド
花嫁が当日、身に付けるモノで何か古いモノは祖先とか伝統を意味します。
一般的には祖母や母から譲られた宝飾品とかになります。
また、母が身に付けた衣装やヴェール、小物類のレースなどをアレンジして使う人もいます。
ただ、宝飾品以外は見た目がイマイチとなりやすい印象があります。
サムシング・ボロ―
花嫁が当日、身に付けるモノで何か借りたものは親しい人との縁を意味します。
幸せな結婚生活を送っている人にあやかって、何かを借りて身に付けることです。
友人や従妹からアクセサリーやハンカチを借りて身に付けたりします。
幸せにあやかって借りるので、相手の理解が欠かせないと思います。
サムシング・ブルー
花嫁が当日、身に付けるモノで何か青いモノは聖母マリアのシンボルカラーで純潔を意味します。
これは目だたないところに付けるのがいいとされ、白いガーターに青いリボンをつけたりします。
式後、ガーターベルトを花婿が外してトスする「ガーター・トス」はもりあがりますが、
二次会でやるか、トス用のガーター・ベルトを用意した方がよいでしょう。
サムシング・フォーは結婚を前にした花嫁の不安をやわらげます。
「明日花嫁になる自分は幸せになれるだろうか?
この結婚は間違いではないのか?
明日でなくもっと先でよかったのではないか?
彼ではなく、これからまだ出会う人が?」
そんな花嫁のこころの不安を取り除く周囲の思いやりや温かさが
サムシング・フォーの伝説には潜んでいるのです。
ヴァージン・ロードのむこうの彼のもとへ
明日、教会の鐘が鳴り響き、セレモニーが始まります。
神の前で愛を誓い、厳かに白いベールが上げられます。
その瞬間、花嫁の肩は喜びにふるえ、目にひと筋の涙が流れる
それまでの不安が幸福にかわるヴァージン・ロードの向こう側です。