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第3章 ウェディング司会者考
ウェディングだけでなく、
会社の行事や集会などで
司会の成功体験があると思います。
そのときあなたは神だったのです。
進行表は契約書!?
ウェディング司会者の役割とは
まず、いちばん大きな役割は進行です。お二人と打ち合わせ等で決めた流れにそって進めることが司会者の最大の仕事です。これが立派にできれば誰も文句は言いません。ただ進め方は司会者の個性や考え方によって違うものです。同じ進行でも全く違うものになるほど強烈な個性を発揮する司会者もいます。ただ最近はそういった司会者は少なくなりました。司会者の二つ目の役割は時間調整です。打ち合わせの段階から余裕のある進行を心がけることになります。たまに無理を言うお二人もいて、その対処も大事です。ダメとは言わないのが原則とすれば会場と相談が必要な場合も出てきます。
鮮やかな司会
進行と時間調整の二つの大きな役割を司会者は担っていると伝えました。でも手慣れた司会者はその二つを意識の中に置きながらも進行しているときはあまり意識していません。それよりもスピーチ等で登場するゲストの紹介や会場全体の雰囲気を気にします。なぜなら進行役ではありますが司会でもあるからです。いくら進行だけが正確でもその場の雰囲気はよくなりません。それでは司会の役割をはたしているとは言い難いのです。そう思うといまさらながら司会者の役割は大きく、大変な仕事だと思うのです。が、わずか一回の打ち合わせでゲストの皆様に時間を意識させず、楽しく、雰囲気よく、お二人の希望を満たし、さらに結婚式ならではの余韻をゲストに残す鮮やかな司会者はいるのです。
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始めチョロチョロ中パッパ・・・
ところで恐縮ですが私の場合、「司会者の役割とは?」と言われるとハタと困ります。何か特別な役割を思って仕事をしてきたわけではないからです。きっかけを得て、「始めチョロチョロ中パッパ、ぶつぶつ言ったら火を引いて、赤子泣いてもふたとるな」という、かまどでご飯を炊くときの要領みたいなものでした。何も知らない始めは現場でチョロチョロしていたような気がします。経験を積むうちにパッパと仕事をこなし、あまり仕事をしすぎると周囲がうるさいので仕事の加減をするものの、収入になる道を絶対に手放すなと続け、気が付いたら今になったと言うことでしょうか。立派な司会者の役割など、あまり考えずにここまできた気がします。これからは立派な司会者になれるように変身しなければいけませんね(笑)
進行表は契約書!?
進行と言う大きな役割を司会者は担っています。そこで打ち合わせで決めた進行表は司会者とお二人の「契約書」なんだと言う人がいます。なるほどと感心するのですが、進行表は契約書なのでしょうか。いくら進行に忠実であってもその場の雰囲気がよくなければ司会者としてはどうでしょうか。進行をすることも、ゲストの紹介をすることも、その場の雰囲気をよくすることも、盛り上がりすぎた空気をお二人の結婚の場であることを感じさせることも司会者の役割です。そのためにアドリブのインタビューや余興が飛び出すことは許されないことでしょうか。契約違反なのでしょうか? 実は、契約違反になるかもしれない危険があるアドリブを考える司会者がすでにいないのではないかと思っています。多くのご披露宴は契約証通りに進んでいくのです。それではつまらないと言うお二人もいるのですが・・。
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