第2章ウェディングプランナーの告白
お二人が会場を選ぶと
当日まで一番長くお付き合いをするのが
担当スタッフです。
コーディネーターとか
ウェディングプランナーと
呼称は様々ですが役割は同じです。
千客万来とは言うものの
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ブライダルフェアはリトマス試験紙!?
結婚には迷いがつきものです。結婚をしようと会場にやってきたお二人にもその迷いを感じることがあります。たとえば「結婚しようか、しまいか」と迷っているお二人。「いま結婚すべきか、もっと先か?」、「この人と結婚していいのか」、そして「結婚の意味や意義」を問う人まで。お二人そろって会場にやってきたのですから、もう迷っている場合ではないのです。迷う時は去り、決断が求められます。生まれも育ちも違う二人が同じ屋根の下で暮らせば、価値観の相違が生じるのは明白です。それを乗り越える決意が必要なのです。
その意味で、ブライダルフェアのご利用はお二人のリトマス試験紙になるかも・・。
まったく悩まないお二人もいる!
結婚に迷いのある人がいればまったく悩まない人もいます。担当スタッフが接客を始めると笑顔が続きます。来場以来、ずっと笑顔が絶えない感じのお二人です。こういうお二人の場合はコーディネーターもその笑顔にいやされます。ところが誰もがかかえる悩みもあるのです。お金です。予算への心配がある人は笑顔でコーディネーターに接しながら表情を変えずに頭の中を数字がかけめぐっています。こんなお二人は結婚への迷いを越え、決断の時も過ぎ、予算と言う具体的な現実に頭が切り替わっているのです。すでに心はひとつ、二人で現実と戦っているのです。コーディネーターも最善をつくしたくなります。
絶妙のコンビ!!
「ただいま」と言えば「おかえりなさい」、「疲れた」と言えば「アトで肩をもんであげる」、
「明日は早出だ」と言えば「では5時に起きてしたくするわ」、「残業になるかも」と言えば「マイペースでどうぞ」、などとうまい具合にかみあう会話ができる夫婦がいます。会場にやってくるお二人の中には、まだ夫婦でもないのに夫婦以上の会話ができる二人もいます。「ただいま」「おかえりなさい」と言うわけではないのですがコーディネーターの説明をじっくりと聞きながらうなずいたり、不明点の質問をしたりするお二人です。そのやり取りの中でにじむお二人の真剣さと人柄のせいなのでしょうか。
対応に苦慮する二人もいます
「本日お申し込みの方に限り10%Offというような告知をみたことがあると思います。ブライダルフェアで、そんな特典が目に入った人もいるでしょう。業界を問わず行われている販売促進の一環ですね。どこでも行っているせいもあって10%ぐらいでは驚くこともなくなってしまいました。ところが「本日お申し込みの方に限り」と言う前提があるにもかかわらず10%Offの数値だけが頭に残る人もいます。「当日特典だった」と言うことを説明しても通じません。特典がなければ別会場にするかもと言われれば対応せざるを得ません。無理なことを言ってもその商品や会場を選択してくださったのですから・・。