新婦が仕切る結婚式

Blog

Fotolia_104128423_Subscription_Monthly_M

スポンサード リンク


スポンサーリンク

第2章ウェディングプランナーの告白

お二人が会場を選ぶと

当日まで一番長くお付き合いをするのが

担当スタッフです。

コーディネーターとか

ウェディングプランナーと

呼称は様々ですが役割は同じです。

「新婦が仕切る結婚式」

Fotolia_104128423_Subscription_Monthly_M

女性が強いのは昔から!?

洋の東西を問わず、女性が強い、今日この頃!?かつて、まだ日本人が海外の方々に慣れ親しんでいない頃、「レディーファースト」と言う言葉に文明開化の音を聴いた人もいました。「女性を守り大切にする」男のエチケット的な意味だと教えられ、それまでの考え方では生きていけないと男達は感じたはずです。そのせいかレディーファーストは定着!?その言葉を使い、実践する人もいる時代です。かえりみて、ブライダルの現場を見ると間違いなく新婦のほうが強い時代です。

「だれが決めるの?新婦でしょ!」

さて、結婚が決まり、日時、会場が決まれば、担当のスタッフが窓口となって準備が進んでいきます。まさに二人の共同作業がそこから始まるのですが、実はお二人の力関係を見るとそれ以前から、日時や会場を決める段階から始まっています。なぜなら新郎よりも新婦が気に入らなければその会場を利用することはないからです。打ち合わせを進めるコーディネーターは敏感にそれを感じ取っています。「レディーファースト」、どちらかと言えば新婦の意向にそって話を進めていくのです。

「レディーファースト」とは

「女性を守り、大切にする」男のエチケットのような意味合いを持つ「レディーファースト」ですが、実はとんでもないのです。「レディーファースト」の意味は全く違うのです。たとえば明かりのない夜道を歩くとき、前方の暗闇に敵がひそんでいるかもしれません、また街並みの窓から何かが投げだされ、おもてなしのこころを示す乾杯のときのグラスの中に毒が入れられているかもしれません。そんな危険から身を守るために女性を先にいかせたり飲ませたりしたのです。いまとは全く違う意味があったのです。

新婦のわがまま

たとえば演出グッズを決める際、新郎は鏡開きを希望、新婦はケーキ入刀を希望する場合、新婦に軍配が上がります。二者択一の場合、新郎が力を発揮してそれをくつがえすことはまずありません。そこで新郎が突っ張れば結婚に暗雲が漂い始めます。中には結婚そのものが怪しくなってしまう場合もあるのです。そんなことはありえないと思う人がいるかもしれません。でもそれは新婦が気に入ったドレスを新郎が「似合わない」と言うのと同じです。男にはそんなところで自分を通す、突っ張る理由もないのです。かくして、打ち合わせが進めば進むほど新婦のご意向がまさって!?いくのです。

「無理が通れば道理が引っ込む」世界

こうして新婦の希望が通っていくと、中には無理難題を言い出す新婦もいるのです。試着して決めたドレスなのに「ドレスを替えたい」、お料理メニューを、スピーチが映像になったり、主賓を三人にしたいと言ったりします。どれも対応可能な内容ですが、これが当日直前となればそうはいきません。関係スタッフはあわてます。それでも対応するのがプロです。希望通りにしようとしますが、そういうときの新婦の物言いや物腰の印象が新婦のわがまま度を印象付けるのです。思わず新郎新婦の家庭を思い描いてしまうのです。

Angry mixed race couple ignoring each other after an argument sitting back to back on an outdoor patio with a sad expression