ご披露宴の時間には制約がある

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愛を育み実らせた二人が

いよいよ結婚式・披露宴をむかえます。

「おめでとう!」の祝福に 包まれるはずだったのに

思い通りにいかなかった・・・。

第1章 思い通りにいかない結婚式

ご披露宴には時間の制約がある

 

同じ時間でも・・・

同じ時間でも長く感じる時もあれば短く感じることもあります。一般的には楽しい時間はすぐに経ち、そうでないときは長く感じます。ご披露宴も同じです。ご披露宴が楽しければアッと言う間にお開きをむかえ、そうでないときはいつまで経ってもお開きになりません。もっとも時間の感じ方はひとそれぞれなので長く感じたからと言って面白くなかったとは言えません。

 進行のポイント

ご披露宴の時間は2時間半ぐらいが一般的でしょうか。経験的には2時間の会場も2時間20分という会場もあります。どこの会場も時間に制約をかけているわけです。その決まった時間をいかに使うか?これがご披露宴の進行のポイントです。多くの新郎新婦が司会者を頼りにするのはここのところです。たとえば「自分たちらしいご披露宴をしたい」という漠然とした希望を伝えるお二人がいます。当然、「なにが自分たちらしいのかを考えているだろう」とお二人の話に耳を傾けますがそれ以上の話は出てきません。結果的にはコーディネーターや司会者の提案を参考にして自分たちの進行プログラムを作りあげるのです。

 進行の基本例とシンプル例

さてご披露宴の進行と言えばプログラムが決まっています。このページに紹介していますのでご覧ください、( http://murataben.com/cases/ )。基本例とシンプル例を紹介していますが、この二例をアレンジしたのが多くのご披露宴の進行スタイルとなります。これを参考にお二人らしさを前面に出したいとプログラム作りに励むのは素晴らしいことだと思います。ところがここで見落としがちなのが出席者の顔ぶれです。上司・恩師・先輩、地元の名士など挨拶を頂かなければならない人がいるかということです。これによって進行スタイルも、限られた時間の使い方も決まってくるのです。

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 進行を自由に考えても無視できない時間がある

一生懸命にお二人で作り上げた進行スタイルも立てるべき人達を無視しては成り立ちません。そこをしっかりと踏まえたうえで自分たちらしい進行スタイルを作りあげるべきでしょう。そう考えると基本例はとても有効なスタイルですが必然的に時間を使います。ご披露宴が2時間半とすれば乾杯までに30分~45分程度の時間が消費されます。そしてお色直しの時間は和装から洋装ならば40分~50分、それ以上の時もそれ以下の時もあります。これで開宴から約90分の時間が消費されてしまうのです。他にも同じように計算に入れるべき時間もあるのです。

かつてのご披露宴の時間

かつてご披露宴が無限に続くと錯覚しそうな長いご宴がありました。ではその長いご披露宴では何をしていたのか。新郎新婦媒酌人ご両親様による迎賓、媒酌人の長い挨拶から始まり、定番の挨拶、定番のお祝い唄、そしてふるまい酒など。いかにも花嫁・花婿を披露する宴だったのです。当然ゆっくりと時間をかけて花嫁花婿を見てもらう披露の場であり出席者とご両家が親交を深める場でもあったのです。お色直しも3回、4回と続く興奮があったのです。今でも地方には長いご披露宴があり、東京都内でも3時間のご披露宴は珍しくありません。ですが時間に対する考え方はすっかり変わり、「タイム イズ マネー」となったのです。

 失われたものと加わったもの

かつて会場には年齢と人生を重ねたベテランのおばちゃんがウェディングサロンの窓口には必ずいたものです。が、今は違います。「窓口のおばちゃん」は「若いウェディングコーディネーター」に生まれ変わり、「相談は商談」になったのです。「聞きもしないのに結婚の意味を話してくれるおばちゃん」から人生を学ぶこともあったのです。今は「おばちゃんの長話」に付き合わされる心配はありませんがどこか「相談は商談」になりがちです。お二人が主導して会場を決め、部屋を決め、衣装を決め、演出を決め、装飾花を決め、写真やビデオを決め、進行を決めるのです。決して楽ではありません。おばちゃんが全て仕切ってくれた頃と比べると、二人が試されるような時間でもあるのです。